マイクロソフトオフィスの取り扱い説明書を読んだことがある人は,オフィスユーザーの何%いるのだろうか? オンラインヘルプがあるといっても,ヘルプで出てくるイルカ君に感謝の意を表したことがあるユーザーは何人いるのだろうか?
マイクロソフトオフィス2000発売を直前にして,もういちどオフィス97の取り扱い説明書について考えてみよう。マイクロソフトは,紙の取り扱い説明書を「導入のためのツール」として利用するという意図で制作していたが,意図と内容のミスマッチが多分に見られた。ユーザーにとって優先順位の高い情報が掲載されていなかく,レイアウトも工夫のないものだった。片やオンラインヘルプはというと,検索に引っ掛かるキーワードを初心者は知らないのだから使いようがない。オフィス2000では,マイクロソフトは業界のリーダーとして,これらの点を改善してくれることを期待する。
ラプラス取説研究所の研究発表は,目から鱗が落ちるとはこのことというよい文章です(^_^)。のでぜひ読んでみていただきたいです。私はマックユーザーなのでオフィス97のことはわかりませんが,マック版オフィス98はたまに利用しています。最初は横の方でヒョコヒョコしているオンラインヘルプのマック君は可愛かったのですが,キーワード入力してその機能のやり方を教えてもらったことは一回もなく,最近はさっさとさよならしてます(-.-)/~~。ただでさえアプリが重いからね。きっとウインドウズのイルカ君もおんなじ程度の能力なんだろうかなぁ。
初めてパソコンを触ったとき,僕はPC-98の「一太郎」を使いだしたのですが,取説,ほぼ全部読んでました,隅から隅まで(^_^)。そのうち使いながら覚えていったほうが早いと思っていったけども,その取説を必死に読んだ経験は,今もパソコンを触るときに役に立っているような気がしてならないです。その取説は厚さ15cmくらいもあったけど(T_T)。今,初めてパソコンを触ってオフィス2000を使う人たちは取説を読むのだろうか。取説を作る人たちは,その後のその人のパソコンとの接し方に関わるのだから,なんらかの哲学をもって作らなければいけないような気がするのだが…。
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